「現地の若い女性ガイドさんと一緒に回ったグリーンヒルズ。商品の買い方や値切り方を伝授されて実行した結果、半値以下で買うことができた。

グリーンヒルズ

●所在地;Greenhills Shopping Center, 1502 Ortigas Ave, San Juan City, Metro Manila, フィリピン
●Tel;+63287210572
●Webページ
筆者は過去2回グリーンヒルズに訪れています。1回目は一人で行動していたので偽物ブランドのコーナーへは行くことができませんでした。2回目は専属のガイドさんと一緒に行ったので体験することができました。
本当に凄い所だと思っていました。近年では様変わりして昔の面影が見えなくなってきております。タクシーで行く場合はグリーンヒルズと言っても広範囲なので偽物ブランド目的ならVモールと運転手に伝えるとよいでしょう。
2026年現在のグリーンヒルズ:3つの大きな変化

かつての「グリーンヒルズ=安売りビル」というイメージを覆す、洗練された新ビル(GH Mall)がオープンしています。以前はVモールが偽物ブランド品が大規模で販売されていた。
① 新ビル「GH Mall」の誕生と高級化

- 雰囲気: ガラス張りの吹き抜けやスカイガーデンがあり、マニラのBGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)にあるような高級モールに近くなっています。
- 内容: 世界的なブランド店、高級フードホール、最新鋭の映画館(Prestige Cinema)が入っています。
② 「偽物天国」の現状と2027年目標
現在、管理運営側は「2027年までにコピー品をゼロにする」というロードマップを掲げています。
- 取り締まりの強化: 定期的な摘発(ガサ入れ)が行われており、以前のように堂々とブランドロゴを掲げる店は減っています。
- 「秘密の部屋」への移行: 表向きはノーブランド品を並べ、ガイドや馴染みの客にだけ奥の「隠し部屋(Secret Room)」でコピー品を見せるスタイルが主流になっています。
- Vlog禁止の空気: 摘発を恐れる店主が増えたため、カメラ(特に動画)を向けると「No Vlog!」と警戒されることが多くなっています。
③ 変わらぬ魅力「パール(真珠)」と「V-Mall(ガジェット)」
コピー品エリアが変わる一方で、以下のセクションは依然として強力です。
- 真珠セクション: フィリピン産の南洋真珠などが集まるエリアは、今も世界中のバイヤーや観光客で賑わう「本物の聖地」です。
- V-Mall: スマホ修理や中古ガジェット、アニメフィギュアの集積地。ここは相変わらず活気があり、掘り出し物が多いエリアです。
偽物ブランド品の値切り方
- 最初は1つの品物を値切り倒す(交渉次第では半額近くまで)
- これ以上、安くならないと店員が言ったら今度はまとめて購入すると言えばさらに値引きが期待できる。

ビトンの財布
昔の話だが最初、店員に聞いたら800ペソと言った。そこですかさず値引き交渉に入る。500ペソまで値引き交渉が成立した。その後4つ買うのでもっと安くならないかと交渉する。500ペソ×4個で2,000ペソ!
最後にもう一声と言って2,000ペソを半額にしてと食い下がる。
結局、粘った結果サイフ4つで1,000ペソで商談成立した。当初2018年のレートだと日本円で2,000円を切っていたと思う。
古き良き時代の話である。現在では想像つかないと思うが…

コピーブランドといってもピンからキリまで幅が広い。粗悪なものもあればスーパーコピーと言われる精密な物までと様々だ。スーパーコピー等は実際ブランドメーカーが取引している仕入先から同じ素材を仕入れてコピー商品を作ってしまうので本物と素材が全く同じで見分けがつかないそうだ。
グリーンヒルズの歴史
昔のグリーンヒルズを知る人は驚かれると思いますが現在では景色が全く変わって驚かれると思いますが近隣にはSMモールやロビンソンマーケットが立ち並んでいます。どうもそれらに対抗するために生まれ変わったと思います。
第1章:黎明期と黄金時代(1970年代〜1990年代)
〜マニラの買い物の原風景〜
グリーンヒルズ・ショッピングセンターの歴史は古く、1970年代にさかのぼります。
当初は周辺の高級住宅街(実はグリーンヒルズ周辺は昔からお金持ちエリアなんです)の住民向けの商業施設としてスタートしました。しかし、すぐにその様相は変化します。
- 「チャンゲ(Tiangge)」の誕生: 小さな露店が集まるスタイルが定着し、「安くて何でも揃う場所」としてマニラっ子の心を掴みました。
- 伝説の「Virra Mall」: かつてここには、宇宙船のような奇抜なデザインの「Virra Mall(ヴィラモール)」という建物があり、当時の最先端カルチャーの発信地でした。
この時代、グリーンヒルズはマニラの買い物文化の中心地であり、熱気あふれる黄金時代でした。
第2章:「偽物天国」のレッテルと停滞(2000年代〜2015年頃)
〜混沌と成熟の狭間で〜
2000年代に入ると、マニラ各地に巨大で清潔なモール(SMモールやアヤラモールなど)が次々と誕生します。
これらに比べて施設の老朽化が進んだグリーンヒルズは、徐々に「ディープな場所」へと変化していきました。
- コピー品の氾濫: 海外からのバイヤーや観光客が押し寄せた一方で、ブランドのコピー品が公然と売られるようになり、「偽物天国」という不名誉なレッテルが貼られたのもこの時期です。
- ガジェットの聖地へ: 旧Virra Mallは2005年に「V-Mall」としてリニューアルされ、スマホやPC修理のメッカとして独自の進化を遂げました。
「安くて面白いけれど、ちょっと怪しい」。それが、長らく定着していたグリーンヒルズのイメージでした。
第3章:そして、大変革へ(2019年〜2025年)
〜「GH Mall」の誕生〜
転機が訪れたのは2010年代後半です。 運営会社(Ortigas Land)は、老朽化したグリーンヒルズを、住居・オフィス・商業が一体となった「世界レベルの複合都市」へと生まれ変わらせる、総額数百億ペソ規模の超巨大再開発プロジェクトを発表しました。
その核となるのが、既存の古い建物を解体して建設された、この新しいメインビルディング(私たちが今「GH Mall」と呼んでいる施設)です。
- パンデミックを越えて: 建設はコロナ禍の困難な時期にも続けられました。
- 段階的なオープン: 2020年代前半から、新しいスーパーマーケットや一部エリアが順次オープンし、ついに2024年から2025年頃にかけて、現在の威容を誇るフルスペックのモールとしてグランドオープンを迎えました。
これは単なる建て替えではなく、「グリーンヒルズ=怪しい場所」というイメージを払拭するための、街の決意表明でもあったのです。
GH Mallのここがすごい!3つのポイント

1. 「本物」しかありません 外の露店エリア(チャンゲ)とは完全に一線を画し、ここに入っているテナントは全て正規店(Legit)です。ユニクロ、ナイキ、アディダスといったグローバルブランドから、フィリピンのちょっとお洒落なローカルブランドまでが揃います。「絶対に偽物は買いたくない」「安心して買い物がしたい」という人は、このモールを中心に回るのが正解です。
2. 観光客に嬉しい「清潔なトイレ」と「高級シネマ」 マニラ観光で実は一番困るのがトイレ問題。でも、GH Mallのトイレは日本のデパート並みに綺麗で、ウォシュレット付きの場所も!これは本当に助かります。 また、最上階にはリクライニングシートで映画が見られる「Prestige Cinema」もあり、買い物の休憩に最適です。
3. グルメの充実度が半端ない フィリピン料理の有名店はもちろん、小籠包の「鼎泰豊(ディンタイフォン)」や、日本食レストラン、おしゃれなカフェがずらり。外の屋台フードに挑戦するのはちょっと怖い…という方も、ここなら安心して食事ができます。
昔のグリーンヒルズの様子(YouTube動画)
いつものガイドさんと一緒にグリーンヒルズのVモールに訪れた時の動画です。(2018年10月に撮影)



